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取引価額とは|景品の上限を決める基準の考え方
2026.10.29
取引価額とは|景品の上限を決める基準の考え方

景品の上限を計算するとき、必ず出てくるのが取引価額という言葉です。上限額はこの金額を基準に決まるため、ここを間違えると計算全体がずれます。
難しい概念ではありません。多くの場合は対象商品の税込価格です。ただし、判断に迷う場面がいくつかあります。
この記事では、取引価額の決め方と、迷いやすいケースを整理します。
この記事でわかること
目次

「対象商品をお買い上げの方」という条件なら、その商品の税込価格が取引価額です。
この金額から、景品の上限が決まります。一般懸賞の場合は次のとおりです。
たとえば税込500円の商品が対象なら、景品の最高額は1万円までです。あわせて、景品の総額は売上予定総額の2%までという制限もかかります。
実務では、次の場面で判断が必要になります。
| ケース | 考え方 |
|---|---|
| 対象商品が複数ある | 最も安い商品の価格を基準にするのが安全です。高いほうを使うと上限を超える恐れがあります |
| 来店のみが条件 | 原則100円として扱われます。ただし、その店舗の最低価格が100円を超えると認められる場合はその金額を使えます |
| 金額の指定がある | 「1,000円以上お買い上げ」なら、その下限の金額が基準になります |
| セット販売がある | 実際に支払う金額が基準です。単品価格ではありません |
1つ目はとくに間違えやすい点です。対象商品を広げるほど、基準になる金額は下がります。
景品を豪華にしたい場合、対象商品を高価格帯に絞るという方法があります。取引価額が上がるため、上限も上がります。
ただし応募できる人は減ります。景品の豪華さと応募数のどちらを取るかの判断になります。景品の決め方はキャンペーン景品の選び方|応募が集まる決め方をご覧ください。
実際の数字で見ると、感覚がつかめます。いずれも一般懸賞(抽選)の場合です。
| 取引価額 | 景品1点の上限 | 売上予定総額が500万円のときの総額上限 |
|---|---|---|
| 150円 | 3,000円 | 10万円 |
| 500円 | 1万円 | 10万円 |
| 3,000円 | 6万円 | 10万円 |
| 8,000円 | 10万円 | 10万円 |
5,000円以上になると、上限は10万円で頭打ちになります。高額な商品を対象にしても、それ以上は上がりません。
総額の欄にご注目ください。1点あたりの上限を満たしていても、当選者数が多いと総額で超えます。
たとえば取引価額500円で1万円の景品を用意する場合、売上予定総額が500万円なら当選者は10名までです。11名にすると総額の制限を超えます。

次の2つの場合、取引価額から上限を計算しません。
フォローとリポストだけで応募できる企画は、取引価額を考える必要がありません。判定はオープン懸賞とクローズド懸賞の違い|上限の判定をご覧ください。
4番目を忘れがちです。1点あたりの上限を満たしていても、当選者数が多いと総額で超えることがあります。
基準の詳細は消費者庁「景品規制の概要」およびSNSキャンペーンの景品はいくらまで?景品表示法の上限を解説をご確認ください。
実際に支払う金額が基準です。値引きして販売するなら、その価格で計算してください。
個別の判断が必要です。企画が固まる前に、公表資料の確認または専門家への相談をおすすめします。
景品表示法に違反する恐れがあります。措置命令などの対象になり得るため、事前の確認が必要です。
この記事は公表されている情報の要点を整理したもので、法的な助言ではありません。個別の判断は、消費者庁の公表資料をご確認いただくか、専門家にご相談ください。
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