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総付景品とは|全員に配るときの上限と実務
2026.10.30
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総付景品とは|全員に配るときの上限と実務

応募者全員に何かを渡す企画は、手軽に見えます。抽選の手間がなく、参加した人も確実にもらえるためです。
ところが景品の上限は、この形がもっとも厳しくなります。抽選より上限が低いという点を知らずに企画を進めると、途中でやり直しになります。
この記事では、総付景品の上限と、実務での注意点を整理します。
この記事でわかること
目次

総付景品とは、抽選によらず、応募したり来店したりした人全員に渡す景品です。ベタ付け景品とも呼ばれます。
上限は次のとおりです。
同じ取引価額でも、抽選にすれば上限は大きく上がります。取引価額1,000円の場合、総付景品なら200円ですが、一般懸賞なら2万円まで可能です。
基準は消費者庁「景品規制の概要」およびSNSキャンペーンの景品はいくらまで?景品表示法の上限を解説でご確認ください。
| 取引価額 | 総付景品の上限 | 参考:一般懸賞(抽選)の上限 |
|---|---|---|
| 100円(来店のみ) | 200円 | 2,000円 |
| 500円 | 200円 | 1万円 |
| 1,000円 | 200円 | 2万円 |
| 3,000円 | 600円 | 6万円 |
1,000円までは、取引価額が変わっても200円のままです。少額の商品を対象にする企画では、ここが実質の上限になります。
次のような企画は、総付景品にあたります。
| 企画 | なぜ総付になるか |
|---|---|
| 友だち追加した全員にクーポン | 抽選をしていないため |
| レシートを送った全員にデジタルギフト | 応募者全員に渡しているため |
| 来店した方全員にノベルティ | 来店が取引にあたり、全員に渡すため |
少額のデジタルギフトを全員に配る設計は運用が楽ですが、上限には注意が必要です。取引価額が1,000円未満の商品が対象なら、200円までとなります。
来店だけを条件に全員へ渡す場合、取引価額は原則100円として扱われます。この場合の上限は200円です。
ただし、その店舗の通常の最低価格が100円を超えると認められる場合は、その金額を使えます。判定は取引価額とは|景品の上限を決める基準の考え方をご覧ください。

渡すものによっては、景品類にあたらない場合があります。公表資料では、次のようなものが挙げられています。
いずれも具体的な判断が必要です。「試供品だから対象外」と自己判断せず、公表資料を確認してください。
5番目と6番目は、抽選にはない工程です。全員に渡す設計は、数量の読みを外すと現場が混乱します。
渡したいものが上限を超える場合、抽選に切り替えると上限が上がります。参加した全員がもらえる安心感は失われますが、景品の選択肢は広がります。
両方を組み合わせる形もあります。全員に少額のクーポン、さらに抽選で高額の景品、という設計です。
この形なら、参加した人が必ず何かを持ち帰れる安心感と、目を引く景品の両方を用意できます。ただし上限は、全員に渡す分と抽選の分でそれぞれ判定します。
総額についての定めはありません。1点あたりの上限を守る形になります。
値引きの形態によって扱いが変わります。個別の判断が必要なため、公表資料の確認をおすすめします。
渡す物の合計額で判断されます。複数に分けても、合計が上限を超えないようにしてください。
この記事は公表されている情報の要点を整理したもので、法的な助言ではありません。個別の判断は専門家にご相談ください。
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