インフルエンサーに企業のサービスや商品をPRをしてもらう「インフルエンサーマーケティング」
より多くの人に情報が届くので、広告マーケティング担当者にも注目されています。
しかし、実際にインフルエンサーを使ったマーケティング方法とは？と思う方も多いと思います。
そこで、本記事ではインフルエンサーを使ったマーケティング事例や、メリット、注意点についてご紹介します。
目次
インフルエンサーマーケティングとは
そもそもインフルエンサーマーケティングとは、インスタグラマーやユーチューバーなどで影響力をもつ人に、商品やサービスをPRしてもらうマーケティング手法です。
これまでのマーケティングは、企業から直接消費者にアプローチしていました。
インフルエンサーマーケティングでは、企業が影響力のあるインフルエンサーに依頼し自社サービスを使用した体験などを口コミ投稿してもらいます。
そうすることで、より多くの消費者に届けることができるのです。
インフルエンサーマーケティングのメリット
企業が、インフルエンサーマーケティングをするメリットは以下です。
- 企業から直接ではなくインフルエンサーからなので広告感が薄まる
- 口コミと拡散の効果が期待できる
- 拡散力があり、より多くのユーザーに情報が届きやすい
- 適したインフルエンサーを選ぶことでターゲットに届きやすい
インフルエンサーマーケティングのメリットは、なんといっても「より多くの人に情報が届く」ということです。
インフルエンサーマーケティングのデメリット
インフルエンサーマーケティングは一見、メリットが大きいように見えますがデメリットもいくつかあります。
- インフルエンサーを雇うコストが高くなる
- 運用者がノウハウを知らない場合、思った以上の効果がでない場合がある
- ステマと思われたりを思わぬところで炎上する危険性あり
- インフルエンサーに直接依頼をする場合、担当者の負担が大きい
インフルエンサーマーケティングでは、広告担当の負担が大きくかかる可能性があります。
インフルエンサーに直接連絡したり、費用の確認や、企画などやるべきことが多くなるからです。
SNSのマーケティングスキルがないと、思わぬ炎上を生む可能性もあるので注意が必要です。
インフルエンサーマーケティングの費用
インフルエンサーの費用は、一般的に「フォロワー単価」です。
通常のインフルエンサーの単価相場は、1フォロワーいつき2〜3円と言われています。
例えば1万人のフォロワーがいる場合、2〜3万円が費用相場です。
ただし、人気のインスタグラマーやフォロワーの属性によっても費用相場は変わるので相談して決めましょう。
インフルエンサーマーケティングの注意点
インフルエンサーマーケティングを成功させるには、影響力のあるインフルエンサーなら誰でもいいということではありません。
インフルエンサーマーケティングの注意点は以下です。
- フォロワー数だけでなく大切なのは「フォロワーの属性」
- ステルマーケティングにならないように気をつける
1つ目の注意点は、フォロワー数が多さではなく、フォロワーの属性を意識することです。
フォロワーの属性が、外れていると届けたいユーザーに情報が届かず伸びない可能性があります。
そのため、依頼するインフルエンサーのフォロワー属性を分析し、企業の商品やサービスにあった人を選ぶことが大切です。
2つ目の注意点は、ステルマーケティングにならないように注意することです。
ステルマーケティング（ステマ）とは、消費者に宣伝ということを悟られないように宣伝を行う行為です。
インフルエンサーに依頼して商品PRをしてもらっているのに、それをあたかもインフルエンサーが自分で購入してPRしているように見せると、サクラになるので企業の信頼を失う可能性があります。
インフルエンサーを使ったマーケティング事例5選
インフルエンサーを使ったマーケティングで成功している事例を紹介します。
1．ひらかたパーク｜V6 岡田 准一
大阪の枚方市にある遊園地「ひらかたパーク」では、日本の国民的アイドルV6no岡田准一さんが遊園地の園長として就任しています。
有名人を使ったインフルエンサーマーケティングなので、費用も多く掛かりますが多くの人に注目してもらうきっかけになりますね。
岡田さんは枚方市出身なので、その理由もありひらかたパークのイメージキャラクターとして選ばれたようです。
岡田さんが、ひらパー兄さんになってから来園者も右肩上がりに伸びました。
2．美容系｜ゆうこす
元HKT48の1期生で現在は、モテクリエンターとしてSNS発信をしているゆうこすさんは特に10〜20代から注目を集めています。
自身でブランドをプロデュースしたり、化粧品のレポをしたりと超有名なインフルエンサーです。
マジョリカマジョルカの投稿では、1万件以上のいいねがついています。
ゆうこすさんのファン層が、狙うターゲ−ットに近い場合はインフルエンサーを使ってマーケティングをしてもらうほうが、拡散力もターゲットにもリーチしやすいです。
3．ファッション系｜プチプラのあや
ファッションセンターしまむらやGUで、インフルエンサーマーケティングをしているプチプラのあや（ayalilyflowers）さんです。
プチプラのあやさんは、ファッションYouTuberとしても活動しています。
Instagramのフォロワー数なんと70万人と有名なインフルエンサーです。
Instagramやyoutubeでお値打ち価格でかわいいコーデを紹介しています。
全身コーデでしまむらの新商品を知ってもらうことができ、購入してもらうきっかけにもなります。
安くでもかわいい服を購入したい主婦層からも人気が高いです。
4．スイーツ系｜hanatomo
スイーツ専門ライターとして活動していて、7万人のフォロワーがいるはなともさん。
はなともさんは、全国のスイーツ店を巡っては商品の紹介をしています。
Instagramには、スイーツのレポとお店の情報がありスイーツ好きはフォローしたくなりますね。
スイーツ専門のインフルエンサーに、自社製品をPRしてもらえるのは説得力もありますしたくさんの人に見てもらえます。
5．グルメ系｜わっきー
全国グルメyoutubeチャンネルを運用しているわっきーさん。
youtubeの登録者数は約15万人です。
全国の飲食店を巡り、実際に店舗に足を運んで食レポをしています。
飲食店で売上の伸びに悩んでいたり、マーケティングがうまくいっていない場合はグルメ系インフルエンサーに依頼すると認知度が広がります。
何を食べているのか、お店の魅力なども伝えているので動画を見ているだけでついつい食べたくなります…！
まとめ
本記事では、インフルエンサーマーケティングについて紹介しました。
インフルエンサーマーケティングのポイントは以下です。
- インフルエンサーマーケティングをすることで広告感が薄まる
- ターゲットに情報がリーチしやすい
- 口コミと拡散力に期待が持てる
インフルエンサーマーケティングは、自社のターゲットに合ったインフルエンサーに依頼することでより効果を発揮できます。
売上が伸び悩んでいる場合は、影響力のある人に力を借りてマーケティングをすることも視野に入れてみてはいかがでしょうか。
