最近では、ソーシャルメディアの利用者が増えたことからSNSマーケティングが求められるようになってきました。
しかし、ソーシャルメディアといっても大きく分けてFacebook、Instagram、Twitterがあり、似ているようでそれぞれ違いがあるんです。
広告担当者ならば、それぞれの目的に合わせてソーシャルメディアの運用戦略を知っておく必要があります。
ここではSNS広告における、3大SNSの違いと運用方法を紹介します。
目次
3大SNSの違いとは
世界中で多くのユーザーが利用しているFacebook、Twitter、Instagramの3代SNS。
SNS広告といっても、それぞれユーザー数や属性、特徴などに違いがあります。
まずはそれぞれの違いについてまとめました。
月間アクティブユーザー | 2,600万人 | 4,500万人 | 3,300万人 |
属性 | 20〜50代 年層高め | 10〜40代 | 10〜30代 女性が多い |
拡散性 | 高い | 高い | 低い |
特徴 | ・実名を使っているユーザーが多く年層も高め ・ビジネス向けに使いやすい ・ストーリー機能あり | ・いいねやリツイート 機能があり、拡散力が非常に高い ・フォロー&リツイートキャンペーンで認知拡大できる ・キャンペーンが気軽にしやすい | ・10〜20代の若い世代中心で女性が多い ・ストーリー広告などで広告を自然に出せる |
ユーザーの年齢が一番高いのは、Facebookで50代でも利用している方が多いです。次にTwitter、Instagramの順になりました。
Instagramは、10〜20代中心に利用しているのでストーリー広告も女性向けの脱毛や美容をよく見かけます。
拡散力はTwitterが一番高く、キャンペーンなどに向いています。
狙いたいターゲットや目的により、SNS広告は使い分けましょう。
3大SNS広告の運用戦略
今では広告運用は欠かせない時代となってきました。
ここでは、Facebook、Twitter、Instagramの3大SNS広告の運用戦略や特徴を紹介します!
・いいね、コメント、シェアで拡散力がある
・仕事上の人とも繋がりやすくビジネス向け
・広告にリンクを貼り、コンバージョンを狙う
Facebookは、年齢層が高くビジネス向けなのでTwitterやInstagramとは違ったターゲティングができます。
今すぐ実践できるFacebookの運用戦略
①目的を確認する(認知拡大、リーチ、トラフィック、来店数増加など)
②クリックでwebサイトなどに飛べるように設定しておく
③動画コンテンツで飽きない工夫をする
④キャンペーン企画をして配信する(配信する前はテスト確認する)
まずは、広告を出す目的を決めましょう。
認知の拡大なのか、より多くの人に情報が届くことなのか、webサイトなどへの流入か、来店数増加などたくさんあります。
そういった上でどのようなコンテンツにするのか決めていきますが、できるだけ動画で動きがある方が目に留まるので見られやすいです。
キャンペーン企画で広告を使うとさらに認知を広げることができます。
拡散力が最も高い!Twitterの特徴
・いいねやリツイート機能で拡散力が高い
・フォローしていないユーザーにも情報が届く
・キャンペーン企画に使用しやすい
・インプレッションを分析して結果を出しやすい
Twitterの強みはリツイート機能で拡散力が高いことです。
いいね、リツイートしたツイートがフォロワーじゃないユーザーにも届きどんどん広がる可能性があります。
今すぐ実践できるTwitterの運用戦略!
①1日1ツイート以上で質の良い投稿をする
②投稿する時間を意識する
③キャンペーン企画を実施してフォロワーを増やす
Twitterは投稿をすればするほど、フォロワーが増えやすいです。1日に何百ツイートもしてフォロワーを増やした強者もいます。
もちろんツイートする質も大事なので、できる限りユーザーのためになる情報を発信しましょう。例えば新商品のお知らせなど。
投稿するタイミングも大事です。Twitterの投稿はほぼ時系列で流れるため、ユーザーのアクティブが多い時間帯を狙いましょう。
一般的には11時〜13時、19時〜21時の時間帯の反応率が高くなります。
Twitterでは、フォロー&リツイートなどでプレゼントが抽選で当たるようなキャンペーンを企画すると拡散力が高いので認知の拡大に繋がります。
画像や動画でおしゃれに!instagramの特徴
・ストーリー機能で自然に広告を出せる
・ユーザーに情報がリーチしやすい
・ハッシュタグ機能で検索できるので、情報収集しやすい
・独自のハッシュタグを作れば専用ページができる
Instagramは特に10〜20代の若い女性に人気があります。
フォローしている人以外の投稿は基本的に流れてこないため、ハッシュタグを使ってより多くのユーザーに見てもらう工夫が必要です。
今すぐ実践できるInstagramの運用戦略!
①量よりも質!写真で世界観「っぽい」を作る
②ブランディング化しやすい
③ハッシュタグを使う
④ストーリーを活用し公式HPなど目的に繋げる
ハッシュタグ機能は非常に便利で、情報収集にも使われます。
ハッシュタグを使ったキャンペーン実施もおすすめです。
拡散力は低いため、ターゲティングをしっかりと行い写真で世界観を出し統一することも大切です。
画像メインなので、質を重視して投稿しましょう。
また、最近ではストーリーを使うユーザーが非常に多いためストーリー広告で公式HPやアプリダウンロードなど目的に繋げましょう。
※失敗しないInstagramストーリー広告の記事を貼る
SNS広告の事例
実際にSNSを使って広告を出している企業の事例を紹介します。
目的、ターゲットで3つのSNSを使い分けましょう。
Facebook|ほけんの窓口
Facebookでは、ユーザーの投稿の間に広告が流れています。
ユーザーの年層もTwitterやInstagramと違って高いため、流れてくる広告も違ってきます。
くわしくはこちらのボタンを押すと、ほけん1分の診断へ飛び簡単な質問に7つ答えるようになっています。
広告を貼ることで、認知の拡大と来店数を増やし契約に繋げるのが目的ですね。
Twitter|不二家キャンペーン
Twitterでは、キャンペーン企画が気軽にできるのでSNSアカウントを運用している飲食店やお菓子メーカー、飲料水メーカーも多いです。
お菓子メーカーで有名な不二家のTwitterアカウントは、約9万人のフォロワーがいます。
最新のキャンペーンは以下の、不二家レモンスカッシュ45周年キャンペーン!
・フォロー&リツイートで簡単に応募できる
・フォロワーが増える、リツイート機能で更に認知拡大
・広告費用を削減できる
・売上増加が期待できる
3名にプレゼントなのですが、1万人以上の応募者が募るほどの人気ぶりです。
Twitterは簡単にキャンペーン企画ができ、ユーザーも気軽に参加できます。
Instagram|ファッションセンターしまむら
プチプラで安いのにかわいい!と10代〜主婦層まで幅広い世代から注目されているしまむら。
そんなしまむらのInstagramでは、服のコーデや商品の写真が載っています。
しまむらでは、インフルエンサーのプチプラのあやさんがイメージキャラクターとして活躍しています。
服や美容などは、企業が広告を直接流すよりも第三者で影響力のあるインフルエンサーマーケティングをすると効果的です。
商品情報や、ハッシュタグもうまく利用していて拡散力もさらに高まります!
まとめ
今回は、3大SNSの違いと運用戦略についてご紹介しました。
目的に合わせて、SNSの運用を使い分けましょう!
・拡散し認知を広げたい→Twitter
・写真や動画でアピール→Instagram
・ビジネス向け、年層高めを狙いたい→Facebook